独身コロナ病棟ナースがやっている自宅での対策 

 

こんにちは、タタキです。

 私はコロナ病棟で1年働きました

私は10年看護師として働いています。

もともとは脳血管病棟・循環器病棟・形成病棟など多岐にわたる場所で働いていました。

しかし、コロナウィルス感染症の流行に伴い前年度から1年、コロナ病棟で働いていました。

1年間、まだ、コロナウィルスの全貌がなにもわからない頃から

「さぁ今から見てくれ」

と刃物を突き付けられたように宣言された日はスタッフ一同混乱の連続でした。

本当に恐ろしいこと、わからないことの連続で、その中でも感染せずに仕事を続けれました。

少しずつ全貌がわかりはじめ、対処方法が分かった今でも大阪の感染者数は増加(2021年4月20日現在)しています。

どこで、自分が感染するかわからない状況です。

自分の身を守れるのは自分だけ。

今回、独身の私が自宅で生活する上で注意していた感染対策をお伝えしておきます。

わからないながらに学べる範囲で調び、生活にあてはめて感染対策をとっている私の生活をご紹介します。

ウィルスについて何も判明されていなかった初期に作ったこのルーチンは今も続けていますが、新しい情報がわかり次第修正は適時行っていこうと思います。

 

(自宅レベルで行っている感染対策です。病院内での感染対策とはまるで違うのでご了承ください)

 

私が家で行っている感染対策

帰宅後服はすべて玄関にあるハンガーラックにかける

コロナ病棟となる前からMRSA・ESBLなどの患者を受け持つことが多かった私は、衣類の一時置き場として小さなハンガーラックを玄関に置いていました。

最初は鞄だけだったのですが、コロナ病棟になってからはズボンもコートも鞄も、持って職場にいくものすべてをハンガーラックにかけることにしました。

そうすることで生活空間にウィルスを持ち込まない工夫を行っています。

 

携帯、財布、お弁当はラックの下に置いておく

すべてをかけ終わったあと、ラックの下にある物置に使い終わったもの、今日中にまた使うものを陳列しておきます。

 鞄も不潔なものと考え、次仕事の時間まで触らなくてもよいようにしました。

手洗いが終わった後、携帯とドアノブをアルコールでふき取る

一度手を洗ったあと、アルコール除菌用シートで触ったドアノブと携帯電話をくまなく消毒します。

携帯やドアノブは何度も手にすることが多いです。

せっかく手を洗っても携帯やドアノブを触ることでまた付着する可能性があるため、忘れずにこの「拭き取り」を行いました。

部屋に入らず風呂に直行

真っ裸になって風呂にはいります。私の家は玄関からすぐに風呂場に直結しているのでそのまま生活空間には一切入らずにお風呂に入ります。

冬の寒いときは暖房を入れるか、玄関で棒立ちしていました。

自分でも「滑稽だなぁ」と思った瞬間です。

お風呂から出たあと、やっと生活空間に入ります。

週に2回は床を消毒・水ぶき・空拭きする

フローリングの我が家は、基本的にクイックルワイパーを2日に1回(ずぼら)かけていました。

しかしそれに追加して床掃除を週2回行うようになりました。

除菌シートの活用はこれまでしていなかったのですが、職場でも「排菌は床に落ちるため毎日ワイパーできれいにすること」と毎日看護師が全部屋・廊下を除菌していました。

それをまねて私も同じシートを購入し床掃除を行っています。

この時注意していただきたいのは、フローリングはものによってはアルコールを使うと変色したり白く残るものがあります。

私は除菌用シート⇒水ぶき⇒空拭きの順で行っていました。

もちろん前には掃除機をかけて大まかなごみは取り除いておいてください。

 

外出・外食をしない

これが一番きつかったです。

もちろん今も継続している習慣です。

友達との外食や旅行などの外出が大好きだった私には地獄のような日々でした。

その中でも幸運にも新しい「文房具」という趣味に出会えたおかげで家の中でも幸せを得られるようになりました。

外食は基本しませんが、時々近くのファストフード店やカフェのテイクアウトは活用して家で楽しんでいます。

部屋時間が増えたのでお気に入りの机やいす、お皿をネットでそろえるのも楽しみになりました。

 

この生活のメリット

服の量がコントロールできる

強制的に服を厳選するため、必要な服と不要な服がわかりやすくなりました。そのため新しく服を購入する必要はなくなります。

 

断捨離が加速する

不要な服がわかるようになると、それを捨ててすっきりしたくなり片付け祭りが開始となりました。使わないけど一応、と持っていた服はすべて破棄。

本についても

  1. 読まなくなった
  2. 一度読んだけど読み返さない
  3. 途中まで読んだ

様々な本を一気に捨てたおかげで収納棚も2つ破棄できたのでクローゼットがとってもすっきりしました。

 

お金がたまる

私の交際費のほとんどは友達とのランチや飲み代、それに伴い外出時気に入ったものの購入に充てていました。

強制的に家にいる時間が増え、外出の頻度もぐっと減ったので月毎の貯金額は2倍になりました!

おかげで資産運用もしやすくなりました。

 

寝る前の時間をゆっくりすごせる

寝る前にお風呂に入るということは、ごはんを食べてリラックスしている時間にお風呂に入る、頭を洗う、頭を乾かす、ボディクリームを塗る。

食後すぐに眠れる、というのは夕飯を食べた後すぐに眠くなってしまう私にとってぴったりの生活です。

 

 この生活のデメリット

同じ服で飽きる

同じ服ばかりだと同僚にあった時に恥ずかしい、と思ったこともありますが意外と皆さん覚えていないもの。

私は4パターンくらいのセットができるように2種類ずつを使いまわしていまが声がかかったことはありません。(気づいているけど言わなかっただけかも笑)

そもそも看護師は仕事への行き来しか私服は使わないということと勤務がそれぞれ不定期なのでだれがどんな服をいつ着ていたかはわからないと思います。

 

寝る前にお風呂に入れない

寝る前にお風呂に入ってリラックスすることが好きな方にはオススメできません。

冬場は得にそのまま布団に入るためとても寒くなります。

私は

  • 寒い日はパジャマの上から重ね着をしっかりすること
  • 寝る前に足湯をしてから休む

こちらをしていますが寒くて眠れないということはありません。

 

 今のところは感染なく経過

このような生活を続け、早1年。

今のところ感染症と名の付くものはまったくかからず経過しております。

いつどこで感染するか・感染させるかわからない状況のため、家族や友達にも1年以上会えていない医療従事者も多いのではないでしょうか。

「私が倒れては他の人に迷惑がかかる」

と体調不良でも仕事に参加するスタッフも出てきたほどです。

医療従事者は「自分より他人を優先」しやすい人が多い印象があります。

しかし、まずはそれぞれが体調を整え、万全な状態を保持すること

一人が他人のためにと必死に無理をして仕事をしてしまい倒れてしまう

これからの楽しい人生に影響を及ぼしてしまうことだけは避けてほしい。

今のこの悪化する現状が少しでも改善するまで、全国にいる仲間たちには

決して無理をしてほしくない。倒れてほしくない。

そんな気持ちでいっぱいです。